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【サービス評価】らくたま

サービス分析レポート ・ 分析日: 2026年04月15日 ・ RE:Insight AI

総評

創業17期連続黒字・自己資本25億円の安定基盤を持つ不動産事業者が運営。平均利回り6.08%と業界標準を上回るが、40ファンド中A評価以上が0件という厳しい個別評価が示す構造的課題に注目。

非上場高劣後比率
平均利回り
6.1%
平均運用期間
8ヶ月
平均劣後比率
31.6%
累計ファンド数
40件
▶ 公式サイトで確認する
4.0
利回り水準
2.0
安全性設計
3.0
事業者信頼性
2.7
投資機会
STRENGTH
17期連続黒字の財務基盤
2008年創業以来、一度も赤字を計上せず17期連続で黒字を維持。2025年7月時点で自己資本25億円を確保しており、非上場の不動産クラファン事業者としては相応の財務体質を有する。純資産は3年で11.5億円から24.1億円へと倍増しており、内部留保による財務強化姿勢が明確。
STRENGTH
平均6%超の利回り設計
平均予定利回り6.08%は、不動産クラファン業界の標準的な水準(4〜5%台)を上回る。利回りレンジは5.1〜10.0%と幅広く、投資家の選択肢は一定程度確保されている。オフィス・レジデンス・商業施設・ホテルと物件タイプも多様化している。
NOTE
劣後出資比率の非開示
公開データからは個別ファンドの劣後出資比率が確認できず、投資家保護の水準が不透明。不動産クラファンにおいて劣後比率は最も重要なリスク指標の一つであり、この情報開示の不足は投資判断を困難にする要因となっている。
NOTE
全ファンドB評価以下の実態
39件の評価対象ファンド中、A評価以上が0件(0%)という結果は業界内でも極めて低い水準。個別ファンドの構造的な弱点(劣後比率の低さ、物件評価の甘さ、契約条件の不利など)が常態化している可能性があり、プラットフォーム全体の品質管理体制に疑問符がつく。

ファンド組成パターン

平均予定利回り6.08%は業界標準を上回る水準だが、劣後出資比率が公開されていないため安全性設計の実態は不明。40ファンド中、運用終了24件・運用中15件・募集前1件と、2024年2月のサービス開始から約2年で月平均1.3件のペースで組成している。物件タイプはオフィス・レジデンス・商業施設・ホテル・土地と多様だが、累計募集額約41.0億円を40件で割ると1ファンドあたり平均約1億円と、業界内では中規模の案件が中心。募集方式の詳細は公開データからは確認できないが、組成頻度から見て投資機会は月1回程度確保されている計算になる。

ファンド組成の傾向
アセットクラス
商業 11件(28%)(平均 6.1%)
土地・開発 10件(25%)(平均 6.0%)
レジデンス 7件(18%)(平均 6.1%)
オフィス 7件(18%)(平均 5.8%)
ホテル・旅館 3件(8%)(平均 5.7%)
その他 2件(5%)(平均 8.1%)
配当原資
不明 25件(62%)
インカム型 8件(20%)
キャピタル型 7件(18%)
契約形態
不明 25件(62%)
匿名組合型(第1号事業) 15件(38%)
募集方式
不明 25件(62%)
抽選式 12件(30%)
先着式 3件(8%)
募集額レンジ
5千万円未満 15件(38%)
5千万〜1億円 9件(22%)
1億〜5億円 15件(38%)
5億円以上 1件(2%)

トラックレコード

項目
累計ファンド数 40件
累計募集額 約41.0億円

2024年2月のサービス開始から約2年で40ファンドを組成し、累計募集額は41億円に到達。月平均1.3件のペースは業界内では標準的な水準だが、1ファンドあたりの平均募集額は約1億円と中規模案件が中心。運用終了24件・運用中15件というステータス分布から、平均運用期間は比較的短期に設定されていると推測される。元本毀損の有無については公開データからは確認できない。

運営母体の財務分析

企業プロフィール

株式会社フロンティアグループは2008年8月設立、資本金1億円(自己資本25億円)の非上場企業で、本社は東京都千代田区外神田に所在する。代表取締役は創業者の金子嘉德氏。主要事業は不動産の買取再販・賃貸業、M&A投資育成、太陽光発電事業で、2024年2月に不動産特定共同事業許可(東京都知事第180号)を取得してクラウドファンディング事業「らくたま」を開始した。あおい監査法人による監査を受けており、東証スタンダード上場の東邦レマック株式会社の筆頭株主でもある。

財務サマリー(BS / PL)
期間売上高営業利益純利益 自己資本比率現預金
2025年度 71.2億円 9.4億円 4.5億円 20.3%
2024年度 73.5億円 14.2億円 6.2億円 17.4%
2023年度 89.1億円 14.7億円 4.8億円 12.6%
成長性

売上高は第15期の89.1億円から第17期の71.2億円へと2年で20.1%減少しており、縮小傾向にある。営業利益も14.7億円から9.4億円へ36.1%減少、当期純利益も4.8億円から4.5億円へ微減しており、収益性の悪化が見られる。総資産は91.8億円から118.5億円へ29.0%増加しているものの、売上・利益の成長が伴っておらず資産効率の低下が懸念される。

安全性

自己資本比率は第15期の12.6%から第17期の20.3%へと改善し、不動産クラウドファンディング事業者としては許容範囲内の水準に達している。純資産は11.5億円から24.1億円へと3年で倍増しており、財務基盤は着実に強化されている。流動負債34.6億円に対して流動資産49.8億円と流動性も確保されており、短期的な支払能力に問題は見られない。

収益の実態

第17期は営業利益9.4億円を計上しているが、当期純利益4.5億円との乖離が大きく、営業外損益や特別損益で2.8億円の減少があったと推測される。利益剰余金は第15期の10.6億円から第17期の21.3億円へと2倍に増加しており、配当等を抑制して内部留保を進めている姿勢が見られる。キャッシュフロー計算書が未提示のため資金繰りの実態評価は困難だが、成長投資フェーズにある事業者としては利益の内部留保による財務体質強化は妥当な戦略と考えられる。

財務分析(BS/PL)

自己資本比率は第15期の12.6%から第17期の20.3%へと改善したものの、売上高は89.1億円から71.2億円へ20.1%減少、営業利益も14.7億円から9.4億円へ36.1%減少と、収益面では明確な縮小トレンドにある。純資産は3年で倍増しており財務基盤の強化は進んでいるが、本業の収益力低下が不動産クラファン事業への依存度を高める可能性がある。

主要事業とクラファン事業との関連性

本業シナジー

不動産の買取再販・賃貸業を主力事業とする運営母体であり、物件の目利き力や賃貸管理ノウハウはクラファン事業に直接活用できる。年間賃料収入5億円を達成し10億円計画を策定していることから、自社保有物件の一部をクラファン化する選択肢も持つ。太陽光発電事業も展開しており、再エネファンド組成の可能性もある。

関連当事者取引のリスク

公開データからは個別ファンドのマスターリース先・PM先・売主の詳細が確認できないため、グループ内取引の有無は不明。ただし運営母体が不動産賃貸業を主力事業とする以上、自社物件または関連会社物件をファンド化するインセンティブは存在し、利益相反リスクには一定の注意が必要。

クラファン依存度

第17期の売上高71.2億円に対し、クラファン事業は2024年2月開始で累計募集額41億円(約2年間)。仮に年間20億円ペースで組成しているとすれば、売上高の約28%に相当する規模となり、本業の収益縮小を補完する位置づけにある可能性が高い。本業の売上減少トレンドが続く場合、クラファン事業への依存度がさらに高まるリスクがある。


契約上の注意点

  • 劣後出資比率の非開示: 公開データからは個別ファンドの劣後比率が確認できず、投資家保護の水準が不透明。業界標準では10〜30%の劣後設定が一般的だが、らくたまでは投資判断に必要な情報が欠落している。

  • 契約形態の詳細不明: 第1号事業(任意組合型)か特例事業(SPC型)かの区別が公開データからは判別できない。倒産隔離の有無は投資家保護に直結する重要事項だが、この点の透明性が不足している。

  • 個別ファンド評価の低さ: 39件中A評価以上が0件という事実は、物件選定基準・利回り設定・劣後比率・契約条件のいずれかに構造的な弱点がある可能性を示唆する。個別ファンドの詳細分析なしに投資判断を行うリスクは高い。

  • 本業の収益縮小: 運営母体の売上高が2年で20%減少、営業利益が36%減少している事実は、クラファン事業への過度な依存や物件仕入れ基準の緩和につながるリスクがある。

  • 情報開示の不足: 募集方式(先着/抽選)、マスターリース先、PM先、元本毀損実績など、投資判断に必要な情報の多くが公開データからは確認できない。透明性の低さは投資家にとって重大なリスク要因となる。

⚠️ 免責事項:本記事はRE:Insight AIが公開情報および蓄積されたトラックレコードを元に自動生成したプラットフォーム・事業者評価情報です。 投資助言には該当しません。資金の投下判断は必ずご自身の責任のもとで行い、各事業者の公式情報を直接ご確認ください。