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【サービス評価】TSON

サービス分析レポート ・ 分析日: 2026年04月15日 ・ RE:Insight AI

総評

AI「勝率一番」を武器に月4件超のハイペースで案件を量産、累計285件・約245億円を積み上げたPropTech型プラットフォーム。平均利回り5.81%×平均劣後10.5%の堅実設計だが、自己資本比率9.1%という財務の薄さが宿題。投資機会の豊富さ重視の投資家向き。

非上場
平均利回り
5.8%
平均運用期間
10ヶ月
平均劣後比率
10.5%
累計ファンド数
285件
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3.3
利回り水準
3.5
安全性設計
2.3
事業者信頼性
4.5
投資機会
STRENGTH
豊富な組成頻度
累計285件・約245.1億円という実績は、業界内でも上位規模。RE:Insight AIの集計では月あたり約4.25件のペースで組成されており、投資機会を得やすい環境が整っている。
STRENGTH
AI主導の事業モデル
運営会社HPによると、2019年提供開始のAI「勝率一番」を軸にPropTech領域へシフト。不動産AI開発を本業に持つ点が、案件発掘・組成のバックボーンとなっている。
NOTE
利回りは中位水準
平均予定利回りは5.81%、範囲は3.5%〜7.0%。極端な高利回りを狙う設計ではなく、堅実志向のレンジに収まる。高利回り重視の投資家には物足りない可能性がある。
NOTE
財務余力は限定的
2025年度の自己資本比率は9.1%と、不動産業界の中でも低めの水準。黒字転換は実現しているものの、財務レバレッジが高い状態にあり、事業者リスクの観点では留意が必要。

ファンド組成パターン

RE:Insight AIの集計では、平均予定利回りは5.81%(範囲3.5%〜7.0%)、平均劣後比率は10.5%(判明している259件の平均、全285件中)で、いずれも業界標準的な水準にある。直近ファンドを見ると「SMART FUND」(土地・開発、物流施設)と「森林再生」(その他)が両輪で、キャピタル志向の案件を中心にインカム型を組み合わせるハイブリッド構成が目立つ。募集方式は抽選式も一部に見られ、先着型に偏らないため参加機会は比較的得やすい。1ファンドあたりの平均募集額は概算で約8,600万円(245.1億円÷285件)と、個人が参加しやすい規模感といえる。

ファンド組成の傾向
アセットクラス
43%31%
レジデンス121件(43%) 平均5.7%その他88件(31%) 平均5.9%物流27件(10%) 平均5.7%土地・開発22件(8%) 平均6.2%商業13件(5%) 平均5.6%ホテル・旅館11件(4%) 平均5.6%商業・オフィス1件(0%) 平均5.5%
配当原資
66%19%
不明188件(66%)インカム型54件(19%)キャピタル型43件(15%)
契約形態
66%32%
不明188件(66%)匿名組合型(第1号事業)90件(32%)任意組合型7件(2%)
募集方式
66%32%
不明188件(66%)先着式90件(32%)抽選式7件(2%)
募集額レンジ
55%28%
5千万円未満49件(17%)5千万〜1億円157件(55%)1億〜5億円79件(28%)

トラックレコード

項目
累計ファンド数 285件
累計募集額 約245.1億円

運営会社HPによると、2020年11月の「TSON FUNDING」開始から、2024年9月に運用実績200ファンドを突破し累計運用額100億円に到達。現在は累計285件・約245.1億円まで拡大しており、着実な成長軌道にある。RE:Insight AIの集計では月あたり約4.25件の組成ペースで、内訳は運用終了198件・運用中85件・募集前1件・募集中1件。1件あたり約8,600万円(概算)と中規模帯の案件が中心で、継続的に新規機会が供給されている。なお正常償還・元本毀損の件数は公開データからは確認できない。

運営母体の財務分析

企業プロフィール

株式会社TSONは2008年8月設立、資本金1億円の非上場企業で、代表者は金子勇樹氏。名古屋本社(愛知県名古屋市中村区)と東京本社(東京都中央区日本橋)の二本社体制をとる。主要事業は不動産特定共同事業法に基づくクラウドファンディング事業に加え、不動産AIの開発、戸建・賃貸住宅の設計・施工管理など。不動産特定共同事業許可(愛知県知事第6号)のほか、宅地建物取引業免許(国土交通大臣(1)第10513号)、建設業許可を保有する。

財務サマリー(BS / PL)
売上高
51.3億円+24%
営業利益
純利益
92百万円+60%
自己資本比率
9.1%-0.8pt
最新期(2025年度)・バッジは前期比
期間売上高営業利益純利益 自己資本比率現預金
2025年度 51.3億円 92百万円 9.1%
2024年度 41.2億円 57百万円 9.9%
2023年度 47.1億円 -48百万円 12.5%
成長性

売上高は2023年度47億円から2024年度に41億円へ減少したが、2025年度には51億円まで回復し、3年間で8.9%成長している。収益性も大きく改善し、経常利益は2023年度△2,976万円の赤字から2025年度8,121万円の黒字へ転換、当期純利益も同様に△4,795万円から9,195万円へV字回復しており、事業の収益構造が安定化している。

安全性

自己資本比率は9.1%と不動産業界の中でも低水準であり、総資産61.8億円に対して純資産5.6億円と財務レバレッジが高い状態にある。ただし不動産クラウドファンディング事業では案件組成に伴う資産膨張が発生しやすく、業界特性として一定のレバレッジは許容される。純資産は2024年度の5.9億円から微減しているが、これは利益蓄積ペースと資産拡大のバランスによるもので、黒字化により今後の改善余地はある。

収益の実態

2025年度は経常利益8,121万円、当期純利益9,195万円と本業での収益性が確立され、赤字体質から脱却している。キャッシュフロー計算書の開示がないため資金繰りの詳細は不明だが、損益レベルでは健全な黒字転換を実現している。資本金1億円に対して年間9,195万円の純利益を計上しており、不動産クラファン事業者として標準的な収益性を確保している。

財務分析(BS/PL)

総括すると、赤字体質から黒字へV字回復し収益構造は改善している一方、自己資本比率9.1%と財務の厚みは薄く、成長性と安全性のバランスをどう保っていくかが今後の焦点となる。

主要事業とクラファン事業との関連性

本業シナジー

運営会社HPによると、TSONは戸建・賃貸住宅の設計・施工管理を本業に持ち、AI「勝率一番」による不動産分析を強みとする。自社の住宅開発・施工ノウハウとAIによる案件評価が、ファンドの物件選定・組成と補完関係にあると考えられる。

関連当事者取引のリスク

公開データからは、マスターリース先・PM先・物件の売主がグループ会社であるかどうかは確認できない。ただし自社で開発・施工を手がける事業構造上、グループ内で物件が供給される可能性があり、利益相反の観点では組成条件の確認が望ましい。

クラファン依存度

2025年度の売上高は約51.3億円で、住宅開発・施工など複数事業を擁する。クラウドファンディング事業単独の売上内訳は公開データからは不明だが、住宅事業を基盤としつつAI・ファンド事業を成長ドライバーに据える構造がうかがえる。


契約上の注意点

  • 本プラットフォームは不動産特定共同事業許可(愛知県知事第6号)に基づく事業であり、取得データ上は第1号事業に該当する形態と考えられる。特例事業(SPCを用いた倒産隔離スキーム)である旨は公開データからは確認できず、事業者の信用リスクがファンドに影響しうる点に留意が必要。
  • 自己資本比率9.1%(2025年度)と財務レバレッジが高い状態にあり、事業者の財務状況が運用継続や償還に影響を及ぼす可能性がある。
  • 平均劣後比率は10.5%(259件平均)で、市場価格の下落等による損失がこの劣後出資分を超えた場合は、投資家の元本にも影響が及ぶ構造となる。
  • 直近ファンドには土地・開発型など運用期間中に価格変動を受けやすい類型が含まれ、想定どおりに売却・収益化が進まない場合、予定利回りや償還時期が変動するリスクがある。
  • ファンドrating集計では、評価済み12件のうちA以上は0件(全285件中の評価済みは12件のみ)であり、個別ファンドの質は各募集ページで個別に精査する必要がある。

⚠️ 免責事項:本記事はRE:Insight AIが公開情報および蓄積されたトラックレコードを元に自動生成したプラットフォーム・事業者評価情報です。 投資助言には該当しません。資金の投下判断は必ずご自身の責任のもとで行い、各事業者の公式情報を直接ご確認ください。